中山芝2500m。
G1が行われる舞台で、これほどまでに荒れるコースは他にあるのでしょうか?
20世紀にはダイユウサクやマイネルブリッジ、2000年以降もダイワテキサス、アメリカンボス、タップダンスシチー、アドマイヤモナーク、トゥザグローリー等と数多くの大穴馬が好走しています。
古馬G1の最高峰の1戦でなぜこのような波乱が起きるのか。
今回はその謎を中山芝2500mというコースから探ります。
有馬記念と同じ舞台で行われる重賞に、もう1つ日経賞があります。
この日経賞、過去の勝ち馬を見ていくと、1998年テンジンショウグン(単勝オッズ 355.7倍)、
2000年レオリュウホウ(単勝 193.9倍)、2012年ネコパンチ(単勝167.1倍)と、
なんと十数年間で3頭もの単勝万馬券を生み出しています!!
このような重賞は他に類を見ません。
それだけ日経賞、ひいては中山2500mは特殊な条件なのです。
その理由としては、やはり中山競馬場には巧者が生まれやすいというのが大きいでしょう。
つまり、この競馬場形態を得意とする馬と苦手とする馬が両極端に現れやすいということです。
昨年好走したクイーンズリングなんかは良い例だと思います。
過去の中山好走実績が埋もれてしまっているパターンは非常によく穴をあけますね。
ということで、有馬記念が荒れるのは必然であり、それを覚悟した上で予想に挑まなければなりません。
先週、阪神の芝1600mの話で、波乱が起こりにくいコースの話をしましたが、
中山の芝2500mは全くの反対ですね。
ここで堅い馬券を買いにいくと、傾向に逆らいながら戦わなくてはならないのです。
競馬場ごとに特性は大きく違うので、
それぞれのコースに合った予想・買い方をしていきましょう♪
コメント