【同一レース連覇記録】ネットサーフィンしてたらスゴい馬を見つけた話

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【同一重賞連覇記録】ネットサーフィンしてたらスゴい馬を見つけた話(ドクターシンタックス)

同一レースや同一重賞の連覇記録、みなさんはパッと出てくる馬はいますか?

2020年にはオジュウチョウサンが中山グランドジャンプ(J.G1)を5連覇したので、その印象が強いかもしれません。この記録は、少なくとも今後50年は破られることがないと思います。

しかし、世界はどうでしょうか。
ボクはネットサーフィンをしているとき、偶然にもスゴい連覇記録を持った馬を見つけてしまいました!!

ということで、今回は世界の同一レースの連覇記録について調べていきます。

・・・なんと日本馬がそこにランクインするとは( ゚Д゚)
最後まで見ていってください♪

【同一レース連覇記録】最多連覇ランキング

対象としたのは世界中の馬で、しっかりと実在が確認できる馬です。古い馬の史実が分からないことが多く、英語が苦手なのに英文の古文書を読んだりしました( ;▽;)

7連覇 3頭(ドクターシンタックス,リーピングプラム,アルカポネII)

同一レースの最多連覇記録は、7連覇でした!
平地(芝・ダート)と障害で各1頭ずついます。

ドクターシンタックス(イギリス)
 プレストンゴールドカップ
 (1815年~1821年連覇)

ボクはネットサーフィンで本当にたまたまこの馬に遭遇しました。今からピッタリ200年前に同一レースを7連覇した馬がいて、それが未だにまだ破られていないなんて信じられません。そして何より、その事実を記載している日本語のサイトが1つもないことに対し、非常に憤りを感じました!

それだったらボクが作るしかない!
彼の成し遂げた歴史的記録を、自分が後世に伝えようと想ってこの文を書いています。

ドクターシンタックスは1811年に生まれたイギリスの馬で、サラブレッド三大始祖の1系統であるマッチェムの玄孫(孫の孫)にあたります。ドクターシンタックスは、4歳の時に初めてプレストンゴールドカップへ参戦し、その後7年間にわたり、同レースを優勝しました。

これは古今東西、世界中の競走馬の中で、最多の芝レース連覇記録です。200年間破られなかった記録。もうボクが生きている頃には破られないでしょうね。

他にも、ランカスターゴールドカップを5回、リッチモンドゴールドカップを5回も優勝しています。スゴすぎますね、、、

リーピングプラム(アメリカ)
 グラスミックハンディキャップ
 (1995年~2001年連覇 2003年再優勝)

リーピングプラムはアメリカのダート馬で、ネブラスカ州フォナーパーク競馬場にて開催されるグラスミックハンディキャップを、1995年~2001年にかけて7連覇しました。これによってリーピングプラムは、世界での最多ダートレース連覇記録を達成しました。

その後、2002年にも挑戦しましたが3着に終わり、史上初の8連覇には届きませんでした。しかしながら、翌2003年にも出走し、なんと再度の優勝を果たしています。同じレースを計8勝というのは、連覇ではありませんが、同一レースの最多勝利記録単独の世界1位です!

現在、フォナーパーク競馬場においては、リーピングプラムが競馬場を代表する馬としてレジェンド的存在になっています♪

アルカポネII(フランス)
 ラエ・ジュスラン賞
 (1993年~1999年連覇)

ラエ・ジュスラン賞(Prix La Haye Jousselin)とはフランスで開催される障害G1です。アルカポネIIはこのレースを7連覇し、障害競走での最多連覇記録を打ち立てました。5歳の時に初優勝をしていますから、7連覇の達成時は11歳です。ホントに頭が下がりますね。

なお、12歳の時にも8連覇を掛けて参戦しましたが、2着に敗れ引退しました。

前述のドクターシンタックスの時代にはグループ制がまだ導入されていなかったので、G1の最多連覇記録はこの馬が持っていることになります。※ヨーロッパではグレード制ではなく、グループ制を敷いています。

6連覇 5頭(シバフイルドー,ケベガ,ブラウンジャック,リスクオブサンダー,ベンズキャット)

同一レース連覇の世界記録、第2位の6連覇は5頭いました。なんとそこに日本の馬が・・・!!

シバフイルドー(日本)
 クイーンカップ
 (1979~1984年連覇)

シバフイルドーは、ホッカイドウ競馬(旧・道営競馬)所属の牝馬です。4歳で初参戦した重賞クイーンカップに優勝した後、10歳になるまで6連覇を果たしました。

地方競馬とはいえ、同一レースを6連覇という記録、その保持者がまさか日本にいるとは、、、
ちょっと信じられませんね。

そしてなんと、これは牝馬では最多の同一重賞連覇記録となります。つまり、古今東西 世界中の牝馬の中で第1位となる大記録を保持しているのです!!

シバフイルドーは通算で35勝をあげ、道営競馬で初めて獲得賞金が1億円を超えた馬でもあり、伝説的な馬となっています。

この馬の功績は本当に素晴らしいものだと思います。

シバフイルドー

どうにかこの超名馬の名前を残していきたいですね♪

ケベガ(フランス)
 デイヴィッドニコルソンメアズハードル
 (2009年~2014年連覇)

ケベガは、フランスで調教されアイルランドでデビューした障害馬です。イギリス最大の競馬の祭典であるチェルトナムフェスティバルにおいて、デイヴィッドニコルソンメアズハードルを6連覇しました。

↓6連覇達成時のレース映像を見つけました!

2014年 デイヴィッドニコルソンメアズハードル(G1)

最後の根性が素晴らしいですね!!⊂(゜o゜)⊃
現地の人、こんな良いレースで6連覇達成も見れたなんて、めっちゃ気持ちいだろうな~

ブラウンジャック(アイルランド)
 クイーンアレクサンドラステークス
 (1929年~1934年連覇)

イギリスの長い歴史の中でも、ブラウンジャック英国競馬史上を代表する名長距離馬です。

この馬はアイルランドで生産され、前半生は障害競走に出走していました。連勝を続け、瞬く間に障害G1も優勝したブラウンジャックは、レースを観戦していた一人の騎手の進言により平地競走への転向を決めます。当時の英国トップ騎手、スティーヴン・ドノヒューです。

平地競走へ出走するようになったブラウンジャックは、長距離のレースをいくつも制しました。そして1934年、クイーンアレクサンドラステークスを6連覇して引退、見事に有終の美を飾りました。

引退後、アスコット競馬場にはブラウンジャックの銅像が建てられました。

障害王者 → 平地王者へ

まさにオジュウチョウサンと同じような競走馬生活を送り、それが成功した馬だったんですね。今回紹介している馬の中で、知名度はこの馬が抜けていると思います♪

リスクオブサンダー(アイルランド)
 ラトウシュカップ
 (1995年~2000年連覇)

リスクオブサンダーはアイルランドの競走馬で、クロスカントリーの王といわれた障害馬です。アイルランドの主要な競馬の祭典、パンチタウンフェスティバルで開催されるラトウシュカップを6連覇しました。

この馬、007の初代ジェームズ・ボンド役で有名な、ショーン・コネリー氏の所有馬でした。

ベンズキャット(アメリカ)
 ミスターディズステークス
 (2010年~2015年連覇)

ベンズキャットはアメリカの競走馬で、短距離レースであるミスターディズステークスを6連覇しました。4歳から9歳にかけての勝利で、10歳時にも7連覇をかけて出走しましたが3着に終わりました。

引退後、牧場に到着してから疝痛による合併症を引き起こしてしまい、安楽死の処置がとられました。享年11歳といった若さです。(つД;‛)

この偉大な馬を称えるため、ミスターディズステークスは「ベンズキャットステークス」と改称されました。

5連覇 11頭以上(オジュウチョウサンなど)

同一レースや同一重賞を5連覇した馬は、少なくとも11頭以上います!

さすがに全頭紹介するわけにはいかないので、今回は割愛させていただきますね。世界中の5連覇~7連覇の馬を合計しても20頭には達しません。やっぱりそこに入っているオジュウチョウサンはスゴすぎると思います!!

まとめ “ドクターシンタックスよ永遠に”

同一レース連覇記録の最高は、7連覇でした。

そしてそれを最初に成し遂げたのは、今から200年前の馬だったのです!

これまで紡がれてきた競馬の歴史は長いなぁと思うとともに、そんなあり得ないような記録を達成した馬がいることに大きなロマンを感じてしまいます。

競馬って本当に奥が深くて、一生見てても知らないことたくさんあるんだろうな~と思った今日この頃でした(^ω^)ノ

※世界レコードの一覧、更新かけました♪見てね♪

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