レーティングで単独世界1位に輝いた日本馬【一覧】

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レーティングで単独の世界1位に輝いた日本馬たち

今回は、ワールド・ベスト・レースホース・ランキングにおいて、単独世界1位となった日本馬を取り上げていきます。

このレーティングで単独首位に輝いた日本馬は、過去に3頭しかいません。みなさんはすぐ分かりますか?

実はこれ、競馬ファンでもパッと答えられる人は意外に少ないんですよね。

ぜひ最後まで見ていってください♪

ワールド・ベスト・レースホース・ランキングとは

ワールド・ベスト・レースホース・ランキングとは、世界の主要レースを対象としてIFHA(国際競馬統括機関連盟)が発表している、全世界的な競走馬の格付けです。

国際競走ごとに統一されたレーティングを算出し、全世界の上位50頭のランキングを年間8回ほど発表しています。

なお、このランキングは馬に対する個別の評価ではなく、レース単位での評価を行っているため、安定して毎回強い馬より、成績に波があっても1戦を圧勝した馬の方が高い点数が出やすい傾向にあります。最大瞬間風速のようなイメージですね。

ジャスタウェイ 2014年ドバイデューティフリー

日本馬として初めて単独の世界1位に輝いた馬は、ジャスタウェイでした!

天皇賞秋 優勝時(Wikipediaより)

2014年、ジャスタウェイはG1ドバイデューティフリー(現在のドバイターフ)を優勝し、レーティング130という非常に高い評価を得ました。これは日本馬として、エルコンドルパサーが1999年に獲得した134に次いで史上2番目に高い数値となりました(1999年は凱旋門賞を優勝したモンジューがいたため、エルコンドルパサーは終始1位を取ることができませんでした)。

その後、ジャスタウェイは次走の安田記念を優勝しますが、秋は凱旋門賞8着、ジャパンカップ2着、有馬記念4着という成績で引退します。それでも、ドバイデューティフリーで獲得した130という数値はその年の1位に君臨し続け、2014年の年間チャンピオンの栄誉に輝きました。

また、2位にはジャパンカップで圧勝したエピファネイアが選ばれ、2014年のワールド・ベスト・レースホース・ランキングは日本馬のワンツーという素晴らしい結果に終わったのでした。

エイシンヒカリ 2016年イスパーン賞

単独世界1位に輝いた2頭目の日本馬は、2016年のエイシンヒカリでした。
サイレンススズカの再来」と呼ばれた個性派ホースですね!

やっぱりエイシンヒカリといえばこのレース!
いま見てもビックリな勝ち方です(笑)

2014年 アイルランドトロフィー | エイシンヒカリ | JRA公式

JRA公式がオープン特別の動画をアップすることはほとんどないので、いかにこのアイルランドトロフィーが印象的だったかを物語っています。

この翌年には連勝を重ねて、毎日王冠→天皇賞秋というレース選択をしたこともあり、当時は本当によくサイレンススズカに例えられていました。

その天皇賞秋では負けてしまいますが、次の香港カップを見事逃げ切り、悲願のG1制覇を達成します。

そして翌2016年の始動戦に選んだレースが、フランスのG1イスパーン賞でした。

【競馬HD】2016イスパーン賞(G1)エイシンヒカリ【PRIX D’ISPAHAN】A SHIN HIKARI

エイシンヒカリはこのレースで衝撃的な圧勝をし、世界の競馬ファンにその名を轟かせました。2着の馬にはなんと10馬身もの差をつけており、これは当時21世紀に行われたG1競走で歴代9位となる大記録だったのです。

このレースでの勝利により、ワールド・ベスト・レースホース・ランキングで129という高い評価を獲得。カリフォルニアクロームやウィンクスといった強豪馬を抑え、単独世界首位に輝きました。

その後は勝利を上げることはできず、結局日本国内のG1タイトルは未獲得に終わりました。

現在の日本でのエイシンヒカリに対する評価はあまり高くないように感じますが、2着3着が一度もないという戦績からも分かるように、元々勝ち負けの波がハッキリと出る馬です。特に勝った時のパフォーマンスは他を寄せ付けないものがあり、海外G1を連勝するなど記録にも記憶にも残る超個性派名馬だと思います♪

イクイノックス 2023年ジャパンカップ

もはや説明の必要もありませんね。
川田将雅騎手が「日本競馬史で一番強い馬」と評したスーパーホースです。

ジャパンカップ優勝時(Wikipediaより)

彼の実績は他のサイトにもたくさん書いてありますので、ここではワールドベストレースホースランキングに関する話をしたいと思います。

イクイノックスは、4歳春にG1ドバイシーマクラシックを優勝し、初めて単独世界1位に立ちます。その時点でのレーティングは129でした(2位は香港の最強馬ゴールデンシックスティ)。

その後、宝塚記念と天皇賞秋を制覇しますが、レーティングはドバイシーマクラシックで得た点のまま変わりませんでした。

しかし、引退レースとなったジャパンカップで、三冠馬リバティアイランドに4馬身差をつけて完勝。このレース内容が非常に高く評価され、135というレーティングを付けられることになりました。これにより、1999年以来の長きにわたって最高レーティングであり続けた、エルコンドルパサーの134を超える日本馬歴代トップの数値を更新したのです。

年間発表でも世界の最高値となり、2023年ロンジンワールドベストレースホースを受賞。イクイノックスは、世界中の誰もが認める年間チャンピオンとなったのでした。

単独世界1位を獲得した日本馬まとめ

レーティングで単独世界1位に輝いた日本馬は、ジャスタウェイエイシンヒカリイクイノックスのたった3頭しかいません。

複数頭のタイ記録ではディープインパクトやドゥラメンテも世界トップに並んだことはありますが、前述の馬とは違い短期間のことでした。

また、牝馬ではアーモンドアイやリバティアイランドが世界の年間最高レーティングを付けられたことはありましたが、牡馬を含めた全体のトップには届いていません。

今後もまた世界をアッと言わせるようなスゴい日本馬の登場に期待したいですね♪

↓こちらには世界レコードを掲載しています。日本馬が何頭いるのかチェックしてみてください!

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