今週の原石★
3/2 中山11R オーシャンステークス(G3) ナックビーナス
土曜日の中山メイン、オーシャンステークス(G3)から2着のナックビーナスを挙げます。
レース展開は勝ち馬モズスーパーフレアのいつもの形で、2番手以降の馬を離しての逃げでした。3コーナー時点では、2番手にいたナックビーナスとの差は3馬身ほど開いており、既に勝負は決したかといった状況。しかしナックビーナスも早めから仕掛けられて、最後は1馬身の差まで追撃して来ました。3着以下には0.4秒の差をつけており、このメンバーでは上位2頭は抜けているといえるでしょう。
おそらくこの後、高松宮記念に向かうと思われる2頭ですが、今回のレースぶりからナックビーナスを買いたくなりました。ナックビーナスはモズスーパーフレアより100m以上早く仕掛けられており、これが中京に変われば逆転はあると考えたのです。2015年のデビューから、芝短距離では素晴らしい安定感を誇るナックビーナスに、今年も期待したいですね。
3/3 中山11R 弥生賞(G2) サトノラディウス
続いても重賞から1頭。弥生賞(G2)で6着に敗れたサトノラディウスに注目しました。
日曜日の中山競馬場は雨の影響により、重馬場で開催されました。意外なことに、中山競馬場で重馬場の日に重賞が行われるのは、2014年12月の改修後は初めてなのでした。路盤改修により、それだけ水捌けの良い馬場になっていたという表れですね。
こういったことを鑑みて、サトノラディウスの今回の敗因は馬場であると結論付けることにしました。サトノラディウスは、父 ディープインパクト・母 アーヴェイ(母父 デインヒルダンサー)という血統。同じ配合の馬は、アンバーグリスキーやエールグリーツといった馬がいるのですが、共に同じような特徴が見て取れます。
アンバーグリスキーは、生涯でダート競走を27戦しているのですが、一度も馬券内に来たことがありません。また、エールグリーツも下の図のように渋った馬場の時に大敗しています。
このように、ディープインパクト×アーヴェイの子供はパワーを要する馬場をとても苦手としています。サトノラディウスも今回の結果を見て、これと全く同じだと判断しました。
この一戦は完全に度外視することができ、まだ底は見せていないと思います。時計勝負の良馬場で思いっきりホームランを狙ってみましょう!!
3/3 阪神11R 大阪城ステークス スピリッツミノル
弥生賞の裏メイン、阪神の大阪城ステークス。単勝万馬券、13番人気のスピリッツミノルが優勝しました。
スピリッツミノルは3歳時に3連勝でオープン競走を制しています。その後スランプを味わいながら、なんとかオープンクラスに舞い戻ってきました。今回驚くべきは、1年半の休養明けから帰ってきた2戦目だったということです。先週のスマートオーディンに続き、最近の育成技術の革新には目を見張るものがあります。特集を組みましたので、そちらもご覧ください!!
今回のスピリッツミノルの勝因は、脚質転換によるものが大きいと思われます。2,3歳時は逃げ馬として周知されていたスピリッツミノルですが、なかなか結果が出せなくなり、脚質転換を図りました。一応はそれに成功し、コツコツと結果を出して賞金を加算しています。2017年には、宝塚記念でキタサンブラックに先着したことも少し話題になりましたね(笑)
今後、どういった路線に進むかは分かりませんが、まだ上積みがあるようにも思えますので、重賞戦線で面白い1頭になりそうですね。個人的にも好きな馬ですので、頑張ってほしいです!!
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